2017年9月24日〜10月15日に開催された亀山トリエンナーレ（三重県）にて映像インスタレーション展示をしました 。

『マイコの国に関する私のノート -Catatanku tentang negeri Maiko-』
『トコ・ジュパンを探して』
映像・８ミリフィルム映像（デジタルデータ）・アーカイブ資料
助成 公益財団法人テルモ生命科学芸術財団

市指定文化財である旧舘家住宅（枡屋）内の茶室と水屋にて映像とアーカイブ資料を組み合わせたインスタレーションを展示しました。茶室はリサーチルームを想定し、2016年に制作した映像作品『マイコの国に関する私のノート -Catatanku tentang negeri Maiko-』（19分30秒）をモニターで見せるとともに、アーカイブ資料を床置きにし、座って見られるようにしています。

映像作品に関しては下記リンクから
https://www.meihomma.com/my-note-about-maiko-s-country

「ジャガタラ閑話―蘭印時代邦人の足跡」 (1978年)を参考に、1940年にインドネシアのバタビア（現ジャカルタ）、バンドン、スラバヤに存在したトコ・ジュパン（日本人経営の店）の位置をグーグルマップにピンをしました（一般公開はしていないのですが）。1938、1939年に発刊された「東印度日報」（当時のインドネシアにて発刊されていた邦人向け新聞）に掲載されていたお店の広告を地図と合わせて配置しています。

また、茶室隣の水屋では、からゆきさんに関する場所を訪れた際に８ミリカメラを使用して撮影した映像をプロジェクター投影しました。