2020年大学入試改革とそれに伴う学習指導要領の改訂作業が進むにつれ、「浅いアクティブラーニング」と「深いアクティブラーニング」、「LOT(Lower order Thinking)」と「HOT(Higher order Thinking」の違いが少しずつ論じられるようになってきました。また、まず知識があって思考するなどのような従来のアクティブラーニングでは、AI(人工知能)を中心とするイノベーションが創発する新しい仕事に対応できる人材を生み出すことができないという認識も広まってきました。さらに、世界の混迷の根本原因である経済格差、それに伴う教育格差を払拭するには、可能な限り新しい学びの機会を設定するという20世紀末にブレア―クリントン以来の教育改革では間に合わない。だから、すべての子どもたちに新しい学びの機会が用意されるには、学校や専門の教師が担当するだけではなく、違う新しい教育システムの考案が必要だという認識も生まれはじめています。
小学生クラスのブロック立体作品
小学生が設計図を元に立体作品を制作しました。
材料は1cm角のひのきブロックです。まず作りたいイメージを設計図にしていきます。工作用紙は1cmの枠なのでブロック1個にぴったりです。イメージを平面上に表現していくのは難しいことですが、お手伝いしてあげながら、1年生でも設計図の意味を理解することができました。